「シャカカコーヒー」さんからのご投稿 隠岐国分寺

日本海に浮かぶ隠岐諸島・島後(どうご)。ユネスコ世界ジオパークにも認定されたこの島の中心部、八尾平野を望む丘陵に隠岐国分寺は佇んでいます。聖武天皇の勅願により741年頃創建され、鎌倉時代には配流の身であった後醍醐天皇が行在所を置いた由緒ある古刹です。境内では平安時代から伝わる国指定重要無形民俗文化財「蓮華会舞」が今も受け継がれ、2007年の本堂焼失という試練を乗り越え、地域の人々の手によって復興を遂げました。

今回は、京都・木津川市の人気コーヒーショップ「シャカカコーヒー」さんからのご投稿でこの寺をご紹介します。

「禅尾山 隠岐国分寺」の扁額を掲げた拝観受付には、墨書きの「拝観受付寺務所」「御納経受付所」「御朱印」の看板が並び、拝観料規定には「大人一人400円、小人一人200円(団体割引あり)」の文字。色褪せた「ようこそご参拝ください」の貼り紙や、手作り感のある案内板の一つひとつに、長い年月の重みが刻まれています。木製の縁台には猫が一匹のんびりと丸くなり、時が止まったような昭和レトロな受付の風景が、訪れる人の心をふと和ませてくれます。

そしてこの寺では、朝6時と夕方6時に梵鐘が撞かれます。静かな鐘の音は、離島に暮らす人々の一日の始まりと終わりを、今日も変わらず告げ続けています。

お寺の鐘しらべ管理人

  • 東京在住のサラリーマン
  • 梵鐘の愛好家
  • 出張先や夜時間に梵活中

皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。

しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。

「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。

一緒に梵鐘を巡る旅に出かけましょう!