聖地
京都・岩船寺:仏教の聖地・南山城を歩く
2025-06-28
この地域に点在する平安・鎌倉期の古刹や、摩崖仏などの石仏信仰の名残は今も往時の面影をとどめています。霊験あらたかな石像群を巡るハイキングコースも人気です。すでに紹介した浄瑠璃寺、笠置寺、そして今後ご紹介予定の海住山寺と並び、この岩船寺も南山城の魅力を語るうえで欠かせない一寺です。
京都・浄瑠璃寺:仏教の聖地、南山城に伝わる晩鐘
2025-06-03
浄瑠璃寺の象徴は、西側の本堂に安置された九体の阿弥陀如来像。これらはすべて平安時代に造られたもので、建物とあわせて国宝に指定されています。同様の形式を伝えるものとしては、江戸時代に造られた東京・九品仏浄真寺の九体阿弥陀像が知られていますが、平安時代のものが完全な形で残るのは浄瑠璃寺だけです。
高野山・金剛峯寺:福島正則が寄進した万葉仮名の鐘
2024-11-19
高野山駅に到着した後は、ケーブルカーとバスを乗り継ぐと、いよいよ金剛峰寺に入ります。まず出迎えるのは、金剛力士像が立つ大門。その先には壇上伽藍、金剛峯寺、奥の院へと続く参道が約2キロにわたり伸び、周囲には117もの寺院が点在します。高野山全体が「一山境内地」と称され、山そのものが一つの大寺院として機能しているのが特徴です。
高野山・金剛峯寺:高野四郎と呼ばれる聖地の大鐘
2024-11-17
南海線に揺られながらうとうとしていると、終点が近づく頃には、列車の車窓いっぱいに樹齢数百年の木々が広がり、異世界へ誘われるような光景が目の前に現れます。ここはすでに高野山内ですが金剛峯寺はまだ遠く、その広大さを実感します。山に踏み入れた瞬間から、聖地のスピリチュアルな雰囲気と、憧れの地に近づいたという期待感が入り混じり、不思議な静けさが訪れます。