奈良
奈良・唐招提寺:世界遺産に残る平安の鐘(重要文化財)

唐招提寺は近鉄橿原線の西ノ京駅から歩いて10分くらいで、隣には薬師寺が並ぶ静かな一角にあります。東大寺や興福寺のような市街中心部から少し離れた場所にあり、落ち着いた古刹らしい穏やかな空気で迎えてくれます。創立者は唐から来日した高僧・鑑真。奈良時代の日本で正式な僧を育てるため、聖武天皇が熱心に招いたことからその歴史は始まります。

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韓国
ソウル・普信閣(ポシンガク):あなたも撞ける!ソウルの鐘打ち体験

ソウルの中心・鐘路(チョンノ)にそびえる「普信閣(ポシンガク)」は、朝鮮時代から市民に時を知らせてきた鐘楼です。その名には「信じる心が広く行き渡るように」という意味が込められています。四大門の「仁義礼智」と並んで、「信」の徳を担う存在として都の暮らしに欠かせない役割を果たしてきました。

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韓国
ソウル・曹渓寺:大都会の真ん中で「世界一早い鐘」が鳴る

初めて訪れた韓国で、私はソウルを代表する寺院「曹渓寺(チョゲサ)」を訪ねました。ロッテホテルから南大門通を15分ほど北に歩くとお寺の門が見えてきます。1936年に韓国仏教・曹渓宗の総本山となったお寺です。ソウルの四大門の内側にある唯一の主要寺院で、今も韓国仏教の中心的役割を担っています。

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神奈川
横浜・総持寺:掃除も修行。広大な境内に響く大梵鐘(市指定文化財)

三門の東側、小高い丘の上に立つ鐘楼には、總持寺の大梵鐘が吊るされています。この鐘は大正2年(1913)に鋳造されたもので、関東最大級の規模を誇り、重さはなんと18トン。芸術性の高い作品としても知られ、平成7年(1995)には横浜市の指定文化財となりました。

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奈良
奈良・宗円寺:日本の音風景を残すプロジェクト「鐘の音返し」

奈良県五條市(旧・西吉野村)の古刹、宗円寺を訪問しました。今回は、上田技研産業株式会社が進めるプロジェクト「鐘の音返し(かねのおんがえし)」の同行です。日本唯一の撞木メーカーである同社が取り組むもので、過疎化によって無住寺となり撞き手がいなくなったお寺の鐘に、自社開発の自動撞木システム(NAMシステム)を無償で設置する取り組みです。自動撞木システム(NAMシステム)が決まった時間にお寺の鐘を鳴らしてくれるので、宗円寺の鐘が響く音風景を未来に残すことができました。

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東京
東京・五百羅漢寺:お鯉さんと平和の鐘のものがたり

不動前駅から徒歩約10分。目黒不動のすぐ隣にある五百羅漢寺は、江戸時代から続く黄檗宗の寺院です。境内には、開基・松雲元慶が独力で彫り上げた305体の羅漢像が並び、その喜怒哀楽あふれる表情が訪れる人を魅了します。

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奈良
奈良・松尾寺:ビイロク文字が迎える日本最古の厄除け寺

境内に足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが、独特な文体の案内板や“お言葉”の数々。これは「ビイロク」が書いたもので、松尾寺の名物にもなっています。「ビイロク」という名は、未来仏・弥勒(みろく)に由来しており、宗教的な敬意とユーモアが同居する、不思議な魅力のある山寺です。

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