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京都・南禅寺:伝説と近代遺産が彩る禅の古刹新着!!

見どころの多い南禅寺ですが、特に三門と石川五右衛門のエピソードが思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。歌舞伎『楼門五三桐』という演目で、石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と称えた場面が描かれています。しかし、五右衛門が生きていた時代は三門が消失していた時期にあたるためこのエピソードは創作とされています。いずれにしても、拝観料を支払えば三門の上に登って五右衛門の気分に浸ることができます。

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京都・建仁寺:祇園にたたずむ京都最古の禅寺

建仁寺は、鎌倉幕府の二代将軍・源頼家によって創建された京都で最も古い禅寺です。格式高そうな飲食店が並ぶ花見小路通りに面していて、忠臣蔵で有名な一力茶屋なんかも近くにあって京都の風情が最も感じられる人気スポットです。

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京都・本圀寺:加藤清正ゆかりの開運スポット!

鎌倉時代、日蓮が鎌倉の松葉ヶ谷に創建した寺が本圀寺の起源とされています。室町時代になると、足利尊氏の姉の子である日静がお寺の住職となり、室町幕府の支援を受けて京都へ移転しました。京都の本圀寺には400年前に豊臣秀吉の姉から寄進された梵鐘が残されています。あのドラマで有名な水戸黄門は、梵鐘に刻まれた「大光山・本圀寺」にちなんで「光圀」と名乗ったと言われています。

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京都・寂光寺:本因坊の歴史を伝える囲碁の聖地

室町時代の僧・算砂(さんさ)は、囲碁の名人でした。やがて名声が高まるにつれて、寂光寺にちなみ「本因坊・算砂」と呼ばれるようになり、囲碁の家元としてこの称号が定着しました。第一世本因坊・算砂は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の囲碁指南役を務め、日本に囲碁を広めるきっかけを作りました。それ以降、「本因坊」は囲碁の最高称号として現代まで受け継がれています。

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京都・智積院:大書院の障壁画と「ありがた山の寒がらす」

大書院と向かいの庭園は、大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第一話に登場しました。横浜流星さんが演じる蔦屋重三郎が吉原の窮地を救うためにアポなしで老中・田沼意次と直談判する重要な局面のロケ地となりました。「ありがた山の寒がらすにございます!」の名セリフはここから生まれました。偶然ですが上の写真を撮影したちょうどこの位置が、横浜流星さんが渡辺謙さんと対峙したポイントです。

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京都・泉涌寺:皇室の御寺に伝わる楊貴妃伝説

泉涌寺には鎌倉時代の1230年、中国・南宋からもたらされた楊貴妃観音像があります。この木像は、唐の皇帝・玄宗が楊貴妃の面影を残すために作らせたと言われており、伝説的な美しさを今に伝えています。

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京都・大雲院:八坂の新名所『銅閣寺』と祇園社の鐘

京都でも屈指のフォトスポット『八坂の塔』の近くにもう一つ気になる塔を見たことありませんか?お寺のようですが、建物は非常に近代的で独特な様式をしています。 

この塔は、大倉財閥を築いた大倉喜八郎が建てたものです。喜八郎は明治維新から大正期にかけて、政府や軍部の物資調達を基盤に一代で財閥を築きました。晩年を過ごすため、眞葛が原と呼ばれるこのエリアに別荘「眞葛荘」を建て、そのシンボルとして塔を1928年に完成させました。しかし、喜八郎はその年に90歳で亡くなり、完成した塔を見ることはありませんでした。

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京都・永観堂:みかえり阿弥陀の伝承と鐘の響きが紡ぐ物語

京都市左京区に位置する永観堂禅林寺(通称・永観堂)は、平安時代初期の863年、弘法大師(空海)の弟子である真紹(しんじょう)によって創建されました。永観堂は、その美しい紅葉が特に有名で、秋には境内を彩る鮮やかなもみじが訪れる人々を魅了し「モミジの永観堂」として親しまれています。

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京都・高台寺:大阪城炎上を見守った時雨亭の伝説を検証してみた

豊臣秀吉の正室である北政所は、秀吉の死後、1605年に京都東山の高台に高台寺を建立し、出家して高台院と名乗りました。徳川家康は寺院の建設に部下を参加させるなど、高台院の活動を積極的に支援しました。表向きは豊臣家の菩提を弔うことが目的とされていましたが、実際には大阪城に集結する豊臣勢力を抑え、京都に高台院を留める狙いがあったのです。家康の策略は見事に成功し、高台院は炎上する大阪城を無言で見つめていたといわれます。

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奈良・矢田寺:日本最古の地蔵信仰と京都の送り鐘

矢田寺(金剛山寺)は「矢田のお地蔵さん」として広く親しまれており、奈良県の矢田山の中腹に位置しています。この寺院には、日本最古とされる延命地蔵菩薩が安置されており、地蔵信仰の中心地として栄えてきました。寺院へは大和小泉駅からバスで横山口まで行き、そこから徒歩約20分の山道を登ると到着します。

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