梵鐘単体の評価
比叡山・延暦寺:いろんなルートで巡る仏教の最強パワースポット
延暦寺は比叡山に全体に広がる寺院で、ユネスコ世界文化遺産に認定されています。山内の三つのエリア「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」に約100の堂塔がそびえています。各エリアに本堂があって、それぞれが巨大寺院と呼べる存在です。その中でも特にメインを挙げるとすれば、千年以上灯り続ける「不滅の法灯」が見どころの東塔・根本中堂です。根本中堂近くの「開運の鐘」では、お賽銭を入れれば誰でも撞くことができます。比叡山内には常に鐘の音が響き渡り、神聖な雰囲気を感じられます。
根本中道は2016年から10年間の大改修中
梵鐘しらべ
時間 | 100円でいつでも撞ける |
打数 | ー |
前捨て鐘 | ー |
実質 | ー |
後捨て鐘 | ー |
阪本石積みの郷公園
JR湖西線「比叡山坂本駅」横にある坂本石積みの郷公園は、歴史ある坂本の石積み技術を感じられるスポットです。ここでは、かつて坂本で活動した「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる石積み職人たちの技術が再現されています。公園内には、生源寺の古鐘が展示されています。この鐘は織田信長による比叡山焼き討ちの際、いち早く気付いた日吉大社の参拝者が異変を伝えるために打ち鳴らされました。強く打ったため割れてしまった鐘です。「壊れ鐘」独特のヒビが入った音色が、歴史を今に伝えています。
梵鐘ものがたり
開運の鐘は一打100円
京都から比叡山延暦寺までのアクセスには以下の3つの方法があり、それぞれ特徴があります。
1.出町柳駅経由(叡山電鉄・ケーブルカー・ロープウェイ・バス)
このルートは、出町柳駅から叡山電鉄、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継ぎ比叡山頂に向かうルートで、京都の自然も堪能できるのが魅力です。途中で大原三千院にも寄り道可能で、紅葉の時期には特におすすめ。帰りの時間帯は大変混雑するので、往復切符を購入して券売機の行列を回避しておきましょう。比叡山頂からは琵琶湖の絶景が広がります。
ロープウェイで比叡山頂まで486m
2.比叡山坂本駅経由(JR・バス・ケーブルカー)
京都駅からJRで比叡山坂本駅に行き、ケーブル阪本駅経由で延暦寺へアクセスするルートです。このルートは一見遠回りに思えるためか比較的空います。途中でで琵琶湖や日吉大社、園城寺(三井寺)に立ち寄ることも可能です。坂本ケーブルは全長2キロ超、11分間の日本一長いケーブルカーです。
登録有形文化財に登録された駅舎
3.直通バス(京都駅発)
京都駅から「51系統」延暦寺バスセンター行きの直通バスを使うルートです。料金が安く、乗り換えなしで便利ですが、特に混雑しやすい点に注意が必要です。立ち乗りの可能性があるため、早めに並ぶのが望ましいです。バスの本数も少ないため、事前の時刻確認が必須です。
いずれのルートも、それぞれの特色と景観が楽しめるので、旅行プランに合わせて選ぶと良いでしょう。
アクセス
住所
滋賀県大津市坂本本町4220
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お寺の鐘しらべ管理人
- 東京在住のサラリーマン
- 梵鐘の愛好家
- 出張先や夜時間に梵活中
皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。
しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。
「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。
一緒に梵鐘を巡る旅に出かけましょう!