滋賀・延暦寺東塔:はじまりと中心の地にある平和の鐘

京都府と滋賀県の県境に広がる比叡山延暦寺は、約100のお堂からなる大規模な寺院群で、東塔・西塔・横川の三つのエリアに大きく分かれています。
そのなかで東塔エリアは、延暦寺発祥の地であり、現在も信仰と参拝の中心となっている場所です。

比叡山に仏教の道場を開いたのは、伝教大師最澄。最澄が最初に草庵を結んだこの地から、のちに天台宗の一大拠点へと発展していきました。比叡山を訪れるなら、まず歩きたいのがこの東塔エリアです。

根本中堂|比叡山の総本堂

東塔エリアの中心に建つのが、根本中堂です。
延暦寺の総本堂にあたり「比叡山といえばここ」と言われる象徴的な建物です。

堂内に安置されているのが、不滅の法灯(ふめつのほうとう)。最澄がともしたと伝えられる灯火で、約1200年にわたって絶えることなく受け継がれてきました。

梵鐘しらべ

時間いつでも撞ける
打数
前捨て鐘
実質
後捨て鐘

国宝根本中堂大改修

国宝の根本中堂は現在、大規模な改修工事の途中にあります。堂内には入ることができますが、建物全体は素屋根と足場に覆われており、通常の外観を眺めることはできません。

この大改修は15年間に及ぶ長期事業として進められており、事業費は約73億円、完了は2031年頃とされています。

外観を見られないことを残念に感じる方もいるかもしれませんが、千年単位で受け継がれる文化財が「いまこの瞬間も更新され続けている」という事実に立ち会えるのは、ある意味で貴重な体験とも言えるでしょう。

梵鐘ものがたり

比叡山に響く平和の音

東塔エリアにある大講堂の前には、平和の鐘と呼ばれる大きな梵鐘が吊るされています。

この鐘の大きな特徴は、参拝者自身が撞くことができる鐘である点です。1打100円の志納で誰でも撞鐘できる仕組みになっており、参拝者の多い東塔エリアでは、日中ほぼ途切れることなく鐘の音が響いています。

アクセス

住所

滋賀県大津市坂本本町

お寺の鐘しらべ管理人

  • 東京在住のサラリーマン
  • 梵鐘の愛好家
  • 出張先や夜時間に梵活中

皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。

しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。

「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。

一緒に梵鐘を巡る旅に出かけましょう!

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