グルメ
名古屋・大須観音:お寺と商店街をつなぐ鐘物語
日本三大観音のひとつ大須観音は、隣接する大須商店街とともに歴史を歩んできました。名古屋の城下町が形成された際、街道沿いに寺町が設けられ、そこから参拝客の往来が増えるにつれて商店や芝居小屋が発展し、現在の大須商店街が生まれました。
三重・大村神社:呪われた伝説の虫喰い鍾(伊賀市指定有形文化財)
三重県伊賀市阿保にある大村神社は、近鉄大阪線の青山駅から徒歩20分ほどの距離にあります。古くは奈良・京都から青山峠を越えて伊勢神宮や東海道に抜ける街道の要所で、駅から神社までの道は旧街道の風情が色濃く残っています。
京都・平等院:平安時代に現れた梵鐘美術の最高傑作(国宝)
平等院(びょうどういん)は、藤原氏が最も勢力を誇った平安時代中期1052年に創建されました。京都府宇治市宇治蓮華にある寺院で、藤原道長の別荘を息子の藤原頼通がお寺に改修しました。平等院には平安貴族の華やかな建造物や文化財が受け継がれていて、1994年(平成6年)にはユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の一部として登録されました。
京都・東寺:京の始まりと幻想ライトアップ
京都観光のスタートとして、東寺で行われる「生身供(しょうじんく)」に参加してみてはいかがでしょうか?毎朝6時、東寺の御影堂では弘法大師(空海)に朝食を捧げる儀式が行われます。6時前には地元の人々がたくさん集まります。朝の静寂を破る梵鐘の響きとともに開門し、御影堂で祈りを捧げる日常の光景は、仏教の聖地・京都のローカルな魅力を感じさせてくれます。
上野・寛永寺:唯一現存する江戸の時鐘(日本の音風景100選)
寛永寺は徳川家の重臣であり僧侶の天海が建立したお寺で、江戸城の鬼門(東北)を守る役割があるといわれています。この鐘の音は環境省によって選定された「日本の音風景100選」にも選ばれています。
東京・九品仏:世田谷のパワースポットと江戸の鐘(都指定文化財)
東急大井町線の九品仏(くほんぶつ)駅から徒歩5分程度の距離に位置する九品仏は、自由が丘エリアの人気住宅街にひっそりと佇んでいます。その名の通り九体の仏像を祀る九体寺(くたいじ)というスタイルのお寺で、平安時代に多く建てられたそうですが、現存しているのはここ九品仏と京都の浄瑠璃寺の二つです。江戸時代初期の建立で、正式名称は浄真寺(じょうしんじ)といいます。今回は世田谷のパワースポット、九品仏・浄真寺に伝わる貴重な江戸時代の梵鐘を紹介します。
柴又・帝釈天:寅さんが歩いた下町の風景と彫刻の寺
柴又帝釈天は、柴又駅から徒歩5分ほどの場所に位置しています。このエリアは、映画「男はつらいよ」の舞台として知られていて、映画の世界が目の前に広がります。門前町には、名物の草団子や土産物、お寺の彫刻を扱う老舗の商店が立ち並んでおり、お寺を中心にした賑わいがあります。江戸情緒あふれる街並みは多くの人々を魅了し、国の重要文化的景観にも選定されています。
東京・浅草寺:松尾芭蕉が詠んだ江戸の鐘(指定文化財)
浅草寺は飛鳥時代に建てられた寺院で、都内でも最も古い歴史をもっています。お寺の中心には本堂や五重塔など多くの伝統的な建築物があり、お寺のに続く仲見世通りでは様々なお土産や和菓子、食べ物などが楽しめます。東京を代表する人気スポットとして毎日たくさんの参拝者で賑わいます。
東京・深大寺:お蕎麦と歴史が楽しめる東京名所(重要文化財)
関東の人であれば『深大寺』と聞いて思い浮かぶのはお蕎麦というひとも多いのではないでしょうか。お寺の周辺は昔から豊富な湧水を利用したお蕎麦づくりが盛んです。今でも門前町には20軒以上のお蕎麦屋さんがあり、週末は美味しいお蕎麦を目当てにたくさんの人が訪れるグルメスポットです。