知恩院のナイトイベント、MNNIGに参戦!
御忌の一週間は多くの法要が執り行われます。その中でも特に『ミッドナイト念仏in御忌~ネンブツガトマラナイト!~』は我々一般人が参加可能なイベントです。というより一般参加者が主体ともいえるユニークなイベントです。事前申込みは不要。イベント自体は夜19時~朝7時まで開催されますが、途中参加・途中退出OKです。もちろん無料で参加できます。
このイベントの素晴らしいポイント。たくさんあると思いますが、あえて3つ挙げてみます。
- 通常非公開の国宝三門楼上に入ることができる。
- 翌朝そのまま大梵鐘の打鐘が見学できる。
- おまいりツアーのチケットがもらえる。
三門楼上への階段はロープが必要なほど
19時過ぎ三門に到着すると既に30人くらい並んでいました。順番を待っているとその後ろにもすぐに同じくらいの行列ができていました。さすが人気イベントです。会場の座布団に空きがでないと次の人が入れないので、さすがに始まったばかりですから少し待ちました。楼上のお堂に入れたのは、並び始めてから30分くらいでした。待っている間もお坊さんによる仏教小話や限定御朱印の販売など、退屈することは無く案外あっという間でした。
座布団の前に専用の木魚が準備されています
楼上の室内は仏堂となっていて、大きな十六羅漢像が安置され、天井には飛龍が描かれていました。通常非公開の国宝三門楼上に入ることができます。楼上はお堂になっていて十六羅漢像などたくさんの仏像が安置されています。イベント中は数十人の参加者が声を合わせて「南無阿弥陀仏」と唱えながら、ひたすら木魚を打ちつづけます。
お堂を出ると目の前には京都の夜景が広がります。
非公開のエリアに入るということで、ちょっと緊張しました。初めて木魚を叩き、たくさんの人たちとリズムを合わせる楽しさを体験しました。シンプルな行為でも夢中になると時間があっという間に過ぎてしまいます。お堂を出ると、楼上からの夜景が素晴らしく、京都の街を一望できました。そして、お土産もいただけて、無料なのに充実したイベントでした。
お寺の鐘しらべ管理人
- 東京在住のサラリーマン
- 梵鐘の愛好家
- 出張先や夜時間に梵活中
皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。
しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。
「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。
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