東京・深大寺:お蕎麦と歴史が楽しめる東京名所(重要文化財)

周辺のお蕎麦屋さんは20軒以上

関東の人であれば『深大寺』と聞いて思い浮かぶのはお蕎麦というひとも多いのではないでしょうか。お寺の周辺は昔から豊富な湧水を利用したお蕎麦づくりが盛んです。今でも門前町には20軒以上のお蕎麦屋さんがあり、週末は美味しいお蕎麦を目当てにたくさんの人が訪れるグルメスポットです。

梵鐘しらべ

時間毎日 5時 11時30分 17時30分
打数   5打  12打   5打
前捨て鐘
実質   5打  12打   5打
後捨て鐘

開店と同時に売り切れ!幻のようかん

限定ようかんはひとり3本まで

深大寺の最寄り駅、吉祥寺の駅前には「小ざさ」という小さながらも大変人気の和菓子屋さんがあります。ここの羊羹が特に評判で、毎日10時に開店すると同時に150本が売り切れてしまいます。整理券は8時15分に配布され、1人3本まで購入可能です。50番以内に入るためには早めの行動が必要です。

行列はだいたい朝5時から

平日なら整理券の配布時間に行けば十分に入手できると思います。しかし、週末は朝5時頃から行列ができることもあります。私自身は朝6時から並んだ経験があります。興味がある方は、貴重な羊羹を求めて早めに行列に並んでみましょう。

梵鐘ものがたり

永和二年鐘及鐘銘 (深大寺蔵)(たましん地域文化財団008-004)

都内で三番目に古い国の重要文化財

梵鐘には「永和二年(1376年)丙辰八月十五日大工山城守宗光」の銘が確認できます。室町時代の初期に作られた梵鐘も、深大寺の歴史を物語るアイテムです。東京では三番目に古く、国の重要文化財に指定されている梵鐘は収蔵庫に保管されています。毎日使われているのは平成新鐘として平成12年に新調されたものです。

白鳳時代に作られた国宝の仏像

深大寺では国宝の仏像を見ることができます。東日本のお寺で国宝仏が見られるのは珍しく、都内では唯一ここにだけです。国宝釈迦如来像は、椅子に座ったポーズの珍しい仏像で2017年国宝に指定されました。新薬師寺の香薬師像・法隆寺の夢違観音像と非常によく似ていて、白鳳時代に同じ職人が作り、一体だけはるばる関東の深大寺に移動されたと考えられています。

国宝 金銅釈迦如来像(奈良朝) (深大寺蔵)(たましん地域文化財団008-006)

周辺には神代植物公園もあり、週末には多くの人が訪れるエリアとなっています。吉祥寺駅や調布駅からのアクセスも便利で、東京都心から少し離れた自然豊かな場所で、歴史や文化、美味しい蕎麦が楽しめます。

アクセス

住所

東京都調布市深大寺元町5丁目15-1

ホームページ

https://www.jindaiji.or.jp/

お寺の鐘しらべ管理人

  • 東京在住のサラリーマン
  • 梵鐘の愛好家
  • 出張先や夜時間に梵活中

皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。

しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。

「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。

一緒に梵鐘を巡る旅に出かけましょう!

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