京都・西本願寺:幻想的な雰囲気ただよう夜明けの梵鐘(重要文化財)
JR京都駅前の西本願寺(にしほんがんじ)は、歴史の授業で習った親鸞(しんらん)というお坊さんが開いた浄土真宗本願寺派の本山です。世界文化遺産「古都京都の文化財」にも登録されている西本願寺は、壮麗な仏教建築物や文化財戦乱の歴史を感じさせる場所でもあります。
京都・妙心寺:徒然草で絶賛された日本最古の梵鐘(国宝)
妙心寺は、東京ドーム6個分に相当する広大な敷地をもつ日本最大の禅寺です。妙心寺の梵鐘は製作時期が確実なものの中で最古の歴史を持ちます。この鐘は内側に22文字の銘文が刻まれていて作られた日付が読み取れます。
京都・清水寺:日本一早い朝を告げる鐘(重要文化財)
清水寺は日本有数の観光名所として多くの人々に親しまれています。1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録され、修学旅行の定番行き先でもあります。
名古屋・久国寺:岡本太郎のアート梵鐘「歓喜の鐘」
名古屋市北区の久国寺は江戸時代の初めごろに名古屋城の鬼門除けとして建てられました。住宅街の中にある目立たない小さなお寺ですが、あの岡本太郎が製作した梵鐘「歓喜の鐘」を持つことで知られています。
東京・目黒不動尊:江戸リゾートとして栄えたパワースポット
目黒不動尊は、東急目黒線不動前駅から徒歩約10分の場所に位置する、千年以上の歴史を誇る古いお寺です。2021年にNHKで放送されたブラタモリによると江戸時代には日帰りのリゾート地として栄え、現在でも周辺には昔の料亭や商店の面影が残っています。
札幌・薬王寺:スキージャンプ台の麓にある世界一の大鏧(だいきん)
今回は本州を飛び出して、北海道札幌市の薬王寺を紹介します。薬王寺は曹洞宗お寺で、世界一の大鑫(だいきん)があることで知られています。。
目黒・祐天寺:徳川将軍の物語-家族の絆と伝説を繋ぐ鐘音(区指定有形文化財)
東急東横線の中目黒駅の隣に位置する祐天寺駅。ここから商店街を10分ほど歩くと、江戸時代初期に祐天という高僧の廟所として弟子の祐海が建てた祐天寺が見えてきます。このお寺には1728年に作られた梵鐘があります。今回は梵鐘の文化財としての魅力とその背景にあるサイドストーリーをご紹介します。
京都・萬福寺:宇治に伝わる中国禅寺の合山鐘(重要文化財)
京都府宇治市にある黄檗宗大本山の寺院「萬福寺(まんぷくじ)」は、その創建者である中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって1661年に開かれました。その建築様式や儀式作法などには、中国明朝時代の影響が色濃く残っています。中国様式のお寺は多くが失われてしまい、創建当初の姿のままを今日に伝える萬福寺は極めて貴重な存在です。
大阪・四天王寺:聖徳太子の黄鐘楼と鯨鐘楼
四天王寺は、大阪の天王寺駅から徒歩15分の場所に位置し、日本書紀によると今から約1400年前に聖徳太子が建立した歴史あるお寺です。聖徳太子ゆかりのお寺は日本全国に数多くあります。その中でも法隆寺と四天王寺は聖徳太子直接建立に関わった特別な存在です。四天王寺の建物は、自然災害や戦乱による被害を受けながら何度か立て直されましたが、その配置は聖徳太子の時代のまま現代に受け継がれています。
京都・東寺:京の始まりと幻想ライトアップ
京都観光のスタートとして、東寺で行われる「生身供(しょうじんく)」に参加してみてはいかがでしょうか?毎朝6時、東寺の御影堂では弘法大師(空海)に朝食を捧げる儀式が行われます。6時前には地元の人々がたくさん集まります。朝の静寂を破る梵鐘の響きとともに開門し、御影堂で祈りを捧げる日常の光景は、仏教の聖地・京都のローカルな魅力を感じさせてくれます。