梵鐘単体の評価
東京・増上寺:東京タワーと江戸文化が融合する名所
東京を代表する夜景スポット
増上寺は芝公園に位置する日蓮宗のお寺で、東京の観光名所として知られています。特に、東京タワーとの調和が美しく、ライトアップされた姿はフォトスポットとしても人気です。増上寺は、歴史と文化、美しい景観を組み合わせた東京名所として、世界中の人々に愛されています。
大門、浜松町、芝公園、御成門など、都心なのでいろんな駅から歩いてすぐのロケーションです。車で行くのも便利です。早朝の時間帯なら200円くらいで隣のプリンスホテルに駐車できます。
梵鐘しらべ
時間 | 毎日朝5時30分、夕方17時 |
打数 | 9 打 |
前捨て鐘 | 1 打 |
実質 | 6 打 |
後捨て鐘 | 2 打 |
当日限定のレアな東京土産・岡埜榮泉
朝の法要に参加したあと、天気が良ければ虎ノ門まで歩いてみませんか?
開店は9時ですが、増上寺から徒歩でお店に到着する頃には既に行列ができているはずです。皆さんのお目当ては豆大福です。東京ではよく知られたお店ですが、賞味期限が短くて遠方への手土産には使いづらいためか、東京以外ではあまり知られていないレアな逸品です。
午前中には売り切れてしまいます。早朝ならではのグルメを楽しみましょう。
梵鐘ものがたり
木枯らしに 早鐘(はやがね)つくや 増上寺
夏目漱石が正岡子規に向けて詠んだ俳句です。ここでいう早鐘とは火事などの緊急を知らせる警鐘です。
木枯らしが吹く静かな年の瀬の中で、35歳という若さで亡くなった同級生の正岡子規を思い出していると、火事の警鐘が鳴り響いて都会のあわただしさに引き戻される情景でしょうか。火事の知らせに使われるほど増上寺の梵鐘が東京の生活に溶け込んでいたエピソードとも言えますね。
芝・増上寺の鐘の大きさは、文学の舞台として江戸の人々に愛されてきました。
『今鳴るは 芝か上野か 浅草か』 (上野・寛永寺、浅草・浅草寺)
『江戸七分 ほどは聞こえる 芝の鐘』
『西国の 果てまで響く 芝の鐘』
江戸の生活を支えた『時の鐘』
江戸の人々は、お寺の鐘を利用した時報ネットワークで時間を把握していました。『時の鐘』と呼ばれたこのシステムは9つの鐘をリレーして広い江戸の街中に時刻を知らせる仕組みです。『時の鐘』を構成していたお寺は増上寺の他に浅草寺、上野寛永寺、赤坂圓通寺など今でもいくつか現存しています。
増上寺の梵鐘は約350年前の江戸時代に鋳造されました。その重量は約15トン、今でも東日本では最大級の大きさを誇る鐘として、『明け六つ』と『暮れ六つ』の時を知らせてくれます。
アクセス
住所
東京都港区芝公園4-7-35
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お寺の鐘しらべ管理人
- 東京在住のサラリーマン
- 梵鐘の愛好家
- 出張先や夜時間に梵活中
皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。
しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。
「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。
一緒に梵鐘を巡る旅に出かけましょう!