京都・光明寺:走れ蔦重!べらぼうな聖地

光明寺は、京都府長岡京市にある、鎌倉時代初期に創建された歴史ある寺院です。アクセスは、JR長岡京駅または阪急長岡天神駅からバスを利用するのが便利です。

境内は特に紅葉の名所として知られ、薬医門を中心に続く「もみじ参道」の紅葉のトンネルは、毎年多くの参拝者を魅了します。

第一話と第五話で横浜流星さんが走る!

2025年放映中の大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』のロケ地としても注目を集めています。ドラマの舞台は江戸の歓楽街・吉原。中でも、第1話で物議を醸した、死んだ女郎が棄てられるシーンは、この光明寺で撮影されました。
横浜流星さん演じる蔦屋重三郎と、小芝風花さん演じる花ノ井花魁にとって心の支えだった朝顔姉さんの死──。この出来事が、蔦重と花ノ井が吉原を変えようと奮闘するドラマの重要な転機となります。

第一話:朝顔姉さんが埋葬されたのはこの辺りか

劇中、蔦重と唐丸が朝顔さんの遺体のもとへ向かう場面では、光明寺のもみじ参道を走るシーンが印象的に描かれました。また、第5話でも光明寺が登場します。今度は唐丸が姿を消し、蔦重が必死に町中を探し回る中、光明寺の表参道を駆け上がるシーンが撮影されています。

第五話:蔦重が駆け上った表参道

梵鐘しらべ

時間朝6時 夕5時
打数10打
前捨て鐘
実質10打
後捨て鐘

梵鐘ものがたり

和泉式部が詠んだ伝統の鐘

光明寺には、歴史を感じさせる鐘楼もあります。明暦3年(1657年)ごろに建てられ、「享保の火災」を免れた寺内屈指の古建築です。
鐘楼に吊るされる梵鐘は、昭和24年(1949年)に再鋳されたもので、「遣迎鐘(けんこうがね)」とも呼ばれています。これは、極楽往生を願う者に対し、お釈迦さま(発遣)と阿弥陀さま(来迎)が出会う様を象徴しています。鐘の重さは約1200kgあり、毎朝6時と夕方5時に打ち鳴らされています。

アクセス

住所

京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1

お寺の鐘しらべ管理人

  • 東京在住のサラリーマン
  • 梵鐘の愛好家
  • 出張先や夜時間に梵活中

皆さんお寺で鐘を鳴らした経験があると思います。お寺の鐘、梵鐘(ぼんしょう)はとても身近な文化です。それぞれの寺や地域の歴史を反映し、豊富なバリエーションが存在します。

しかし最近では騒音問題や人手不足により、その文化は急速に失われつつあります。日々の生活や街の風景が変わる中で、鐘の音は変わらない唯一の文化遺産です。

「お寺の鐘しらべ」では、梵鐘にまつわる文化や歴史を通して、鐘の魅力を発信しています。朝活やお仕事後のひとときに楽しめるプチ旅行の参考としてもご活用いただけます。

一緒に梵鐘を巡る旅に出かけましょう!

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